業務で扱った技術について個人ブログを書くのは有り?無し?についてアンケートしてみた結果
Twitterで技術ブログの投稿を見た時にふと「業務で扱った技術について業務時間に個人ブログを書くのは有りなのか、はたまた無しなのか?」という疑問を持ちました。 その疑問をTwitterの投票機能によって集計した結果と意見をここに記します。
対象読者
自企業に何かしらの技術者を要する人、または技術者
投票内容について
※投票期間は終わっていませんが、完全に投票数が停滞しているため記事にしました。
ふとした疑問なんですが、業務時間中に業務で扱った技術について(個人)ブログを書くのは有り?無し?
— なっかー (@konsent_nakka) 2019年3月29日
出来るだけ多くの方の回答が知りたいです。お願いします。
(当ブログ編集時)
技術者、非技術者に対してそれぞれ有り、無しを質問しました。 この段階では「業務時間中に書く」という想定で投票を実施しました。
しかしこの時、文章に2つの解釈を持つ書き方をしてしまったため、「"業務時間中に扱った技術"について書く」という解釈と、「業務で扱った技術について"業務時間中に書く"」という解釈に2分してしまいました。
投票結果
ここでは一旦、「"業務時間中に扱った技術"について書く」という事に焦点を置くことにします。 この投票では正確に聞きたかったことが聞けておらず明確な数字に強い意味は持ちませんので、ツイートに対しての返信や引用リツイート等の意見に重きを置いて、数字は参考程度に見ていきたいと思います。
一言でまとめると、返信等の意見を見る限りブログを書くということ自体にはほとんどの人が有りという意見を持っていました。
2割の人の言うダメな理由が知りたい👀
— ぴんくもひかん (@pinkumohikan) 2019年3月29日
プロダクトに関する非公開の技術仕様が漏れうる場合は怪しいけど、そうでなければダメな理由ってなんだろう?
経営者として、かつ、技術者として。
— 人生捨てるっす🍄 (@stealthJPN) 2019年3月29日
もし、社員を採用することがあれば、社員本人が見つけた知見なら本人の責任の下に公開するのはありだと思います。もちろん、特許ものって言うくらいすごいことなら要相談ですけどね。
業務で扱った技術やハマりごとを、機密情報を含まない範囲で、業務じゃない時間に個人ブログに書くのは、生きている上で知ったことのアウトプットですので、普通に書いてます。
— やました (@yamamanx) 2019年3月30日
特許物や法に触れるような情報じゃなきゃどんどん公開すべし。人間生きてて脳が動いているのなら記憶するし、考える。
— 小林 拓 (@taptappun) 2019年3月29日
脳ミソがついているのなら、それを制限するのではなく活用することに頭を使うべき https://t.co/PLPQ6MQdZb
この有りという意見を持っている人たちは、基本的に機密情報などは書かない前提のもとで有りとしています。 おそらく技術者として普段情報発信をしている人たちにはこの意見を持つ人が多いかもしれませんね。
対して、無しと答えた人の多くは機密情報や会社の秘匿技術、個人情報が特定できそうな内容などを書くのはダメだと言う意味を持っていそうでした。
分野にもよると思うのですが、場合によっては会社としてお金取れる内容だったりすると思うので、無しよりかと思ってます https://t.co/RT9uk2YYrb
— ぴんぐ@外資IT新卒(文系→技術営業 (@ping889889) 2019年3月30日
機密情報などについてはもちろん書かないことが前提ですが、固有情報などについては判例の分析や医学論文のように伏せて一般化するのが良いという意見も頂けました。
判例の分析や医学論文と同じで、案件の固有の事情や情報を伏せた形の一般論で記事にするのがベターだと思う。 https://t.co/cDPOPEEDo2
— Ghostface melOn (鳥類の姿) (@Ghostface_melOn) 2019年3月29日
そして投票の結果をみる限り無しに投票している人がそれなりに多いですが、これは「業務で扱った技術について"業務時間中に書く"」という内容に対しての投票が多そうでした。 これについてはこの後に書きます。
結果、「"業務時間中に扱った技術"について書く」という内容に関しては圧倒的に有りが多いという結果で収束しそうです。
再投票結果
前章では一旦置いておいた「業務で扱った技術について"業務時間中に書く"」という内容に関しても返信内容などを元に見ていきますが、この内容について再投票も実施しました。
※再アンケート
— なっかー (@konsent_nakka) 2019年3月30日
業務で扱った技術について個人ブログを、"業務時間中に書く"のは有り?無し?
(所要時間としては週1で1〜2時間程度とする)
出来るだけ多くの方の回答が知りたいです。お願いします。
前回の投票と比べて少人数の意見となってしまいましたが、投票結果としては大体想定内という思いです。
業務で扱った技術に関してハマった点とかやってみたとかをアウトプットしてましたが、業務時間中にやるかどうかは、会社の社風、個人の工数管理厳密にされてるか否かなど、諸々の事情でも違ってくるかとー(工数管理されてると、この時間何?って突っ込まれたりする可能性も…
— Dolly(どωり)@みみが先生 (@p52_rocca) 2019年3月30日
FF外から失礼しました!
顧客・個人・業務情報でなければ有りかなぁ。OSSで苦労した技術・ノウハウは共有したい(し、されたい)
— をぐ (@wogu) 2019年3月30日
あと一発で使用者が特定できるようなものでなければ、かな
ブログを書くのが業務中はグレーなところだけど個人で再現できるものなら って感じかなぁ https://t.co/6zrrXyk5UN
業務時間中なら微妙。 余計なことすんな、仕事しろと言われる可能性があるから。例え年俸制で時給で働いてなくても言われる職場ならやめた方が良い。
— 徳納 弘和 TOKUNO Hirokazu (@ochokurin) 2019年3月29日
前回アンケートでも意見がありましたが、基本的にはグレーで社風や会社の仕組みなどによってどちらに転ぶか左右されそうです。 工数管理にズレを生じさせる可能性などを考慮した場合ではアウトになりがちという意見でした。
まとめ
基本的に学んだ技術について整理して何かにまとめると言う行為は、技術の定着や後から取り出せる情報の引き出しを増やす事につながります。 この学びを続ける事はその後の技術者の能力にも大きく影響を及ぼす事です。
これらの学びを仕事以外の時間で実践すれば、もちろんその人の実力は伸びていく事でしょう。 しかしそれを、仕事の中で学びを定着させる機会として、業務時間中の技術まとめを許容するかどうかは会社やチームの方針によって大きく異なりそうです。 これらを会社で実践しようと考える場合、チームのリーダーなどに話して許可を貰っておくことをお勧めします。 場合によってはデータやスライドを用いて、会社の仕組みとして取り入れるように働きかけるのも面白いと思います。
学ぶことを止めた時が死ぬ時であり、かつ「学習の最大の敵は、すでに学んだこと - (ジョン・マクスウェル)」です。 学び続け、学んだことをまとめ記すことが大事です。
追伸
再投票の投票数が少なく、どうにもデータとして使えそうな集計を諦めきれないので再々投票を実施しました。 出来るだけ多くの投票お願い致します!!!!(結果は当ブログにフィードバックします)
業務で扱った技術について個人ブログを、"業務時間中に書く"のは有り?無し?
— なっかー (@konsent_nakka) 2019年3月31日
(所要時間としては週1で1〜2時間程度とする)
出来るだけ多くの方の回答が知りたいです。拡散もお願いします。